305bbcaa.jpgワクチンの種類が増えています。予防接種スケジュールのポイント、現在の問題点など、西鎌倉こどもクリニックの下田先生のお話です。

西鎌倉こどもクリニック 院長 下田 康介
2013年2月22日

《“同日接種“から思うこと》

ワクチンの種類が増え、また同日接種のことなどでいろいろ悩んでいるお母さんたちもいらっしゃるかと思います。

基本的には、医師の裁量と保護者の同意で、多数のワクチンの同日接種は可能です。鎌倉市内のクリニックでも、一回に5種類のワクチンを接種しているところがあります。しかし、副反応やその対応をどうするかについては、まだ医師の側でもコンセンサスが不十分と思われます。

例えば、5種類のワクチンを同時に接種して、もしもその日の夜間などに発熱あるいはじんましんのような発疹が急に出現した場合。鎌倉市内には24時間対応の公的な市民病院や市立病院がありません。大部分のワクチンは公費の助成で行われているわけですから、接種後の副反応の対応についても、個々の医師(開業医等)の対応に加えて、公的な医療機関がかかわることが不可欠ですが、鎌倉市ではまだ不十分です。

ちょうど今年は鎌倉市議会議員選挙が4月、鎌倉市長選挙が10月にあります。鎌倉で暮らす子どもたちのために働いてくれる政治家がひとりでも増えてくれるとよいと思います。

《接種スケジュールを考える際に》

当面は、日本小児科学会のホームページにアクセスしていただいて、「最新情報、学会からの提言・主張」ページから改訂版の「2012年11月1日 日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(PDF)」を参照してください。PDF文書で出てきます。
(※日本小児科学会は、2011年4月から「推奨する予防接種スケジュール」をホームページ上に公開しています。情報が新しくなる度に順次更新されていく予定です。)

ポイントは、生後2ヶ月に、ロタウイルスワクチンの内服とヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンの同日接種でワクチンデビューすること、水痘ワクチンとおたふくかぜワクチンは2回接種が望ましいこと、などです。ロタウイルスワクチンには、2回接種のものと3回接種のものがありますが、どちらを選ぶかはかかりつけの先生とご相談ください。

まずは、1ヶ月健診のあと、小児科専門医のところへ予防接種スケジュールについて相談していただくことが重要です。

《今後の流れ:B型肝炎ワクチン》

また、B型肝炎ワクチンの定期接種化が近く行われる予定ですが、現時点ではB型ワクチンの品不足状態が続いており、この推奨スケジュール通りには実施できない医療機関が多いと思います。3月に神奈川保険医協会でB型ワクチンの定期接種化をテーマに研究会があり、私も出席する予定ですので、なにか情報があればお伝えします。

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