305bbcaa.jpg赤ちゃんへのB型肝炎ワクチン接種について、いくた小児クリニックの生田先生のお話です。

いくた小児クリニック 院長 生田 孝一郎
2012年9月25日

全世界では、約3億人がB型肝炎ウイルスに感染し、それに関わる病気で、毎年約60万人が死亡しています。B型肝炎ウイルスの感染者は、日本国内で約100万人と推定されています。感染後の経過は様々ですが、3歳以下の子どもが感染すると、キャリア(ウイルスを体内に保有した状態)になりやすく、キャリアになると慢性肝炎になることがあります。慢性肝炎になると長期にわたる治療を要し、最悪の場合、肝硬変や肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こします。また、急性肝炎から劇症肝炎を起こし、死に至るケースもあります。

日本のB型肝炎対策は、キャリア(ウイルスを体内に保有した状態)の母親からの感染(垂直感染)予防であり、母子感染防止策が1986年から始まりました。母子感染防止策では、生後2日以内に抗HBs人免疫グロブリン(HBIG)を投与し、その後B型肝炎ワクチンを接種します。

しかし、近年、父子感染や感染経路不明で乳幼児がB型肝炎ウイルスに感染する例が増えており、母子感染予防だけでは、対策が不十分といえます。

B型肝炎は「だれでもかかる可能性のあるVPD(ワクチンで防げる病気)」であり、ワクチンによる予防が重要です。

ワクチンは生後すぐから受けられますが、通常は生後1~2か月から接種を始めるのがおすすめです。十分な免疫を獲得するには3回の接種が大事です。4週間隔で2回、その後20~24週経ってから1回の合計3回接種。

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