305bbcaa.jpg2010年夏に法改正された日本脳炎ワクチン、および、2010年度のインフルエンザワクチン(季節性のA型とB型及び新型の混合)について、2010年9月時点での西鎌倉こどもクリニック・下田先生からのお知らせです。

西鎌倉こどもクリニック 院長 下田 康介
2010年9月1日

日本脳炎ワクチンに関するお知らせから。8月27日に厚労省の省令が改正され、現行の「組織培養型」ワクチンが第2期(満9歳から13歳未満)の接種についても、公費で行えるようになりました。

省令の文章は法律文特有の言い回しでわかりにくいのですが、市民健康課にも問い合わせたところ、さらに満9歳から13歳未満の方でまだ第1期の接種(計3回あります)を受けていない場合でも、公費で受けられるということです。

ただし、第1期接種の対象年齢上限である7歳6ヶ月から9歳未満の方で、第1期の接種を完了していない場合、公費でこのワクチンの接種を受けることはできない、となっています。接種を希望される場合は、この年齢にあたる方は保護者の自己負担となります。すっきりしない点もありますが、接種対象年齢自体は、変更したくないという厚労省の意向だと推測されます。

また、2010年から2011年のシーズンを迎えるインフルエンザの予防接種ですが、この接種に使われるワクチンは、季節性のA型とB型及び「新型」(ブタ由来のH1N1型)の3つが混合されたものとなり、満13歳未満の方は1ないし4週間間隔で2回接種を受けることになります。

接種費用は、厚労省の指導により各市町村が決定するとされ、神奈川県では1回目が3,600円、2回目が2,550円に統一されました。任意接種ですから、満65歳未満の方は自己負担で受けることになります。昨シーズンの新型インフルエンザワクチンのような接種の「優先順位」はありません。

当院でも9月より予約を受け付けます。

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